10.4 動画再生用ビューワ
本節では、記録した動画を再生するビューワについて説明します。
10.4.1 アクセス#
動画再生用ビューワを開くには、次の方法があります。
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URL直打ち
ブラウザから下記のURLにアクセスすることで、動画再生用ビューワを開くことができます。
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http://{ホスト名orデバイスのIPアドレス}:8120/video_viewer
例)
http://192.168.1.3:8120/video_viewer
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SpeeDBee Synapseの画面から遷移する
SpeeDBee Synapseのヘッダにある、動画再生用ビューワへの遷移アイコンを押下することで、動画再生用ビューワを開くことができます。このアイコンは、i-Triggerが有効の場合のみ表示されます。
画面を開くと、最初に常時録画再生の画面が表示されています。 左メニューのタブを選択することで、表示する画面を切り替えることができます。
10.4.2 常時録画再生#
常時録画とは、VIDEOコレクタが稼働している間に常に録画している映像を指します。 常時録画の映像を再生することができます。
10.4.2.1 一覧#
画面の左側に、常時録画の一覧が表示されます。初期状態では、画面を開いた日時以前に録画された映像が全て表示されています。また、次の手順で検索を行うことができます。
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虫眼鏡アイコンを押下します。
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以下の項目を入力します。
項目 説明 検索開始日時 検索対象とする時間範囲。
※入力した時間までに録画された映像を検索します。カメラ 検索対象とするVIDEOコレクタの名称 並び順 並び替えのキーとする項目と順序の組み合わせ
※1並び替えのキーは次の中から選択します。
・録画開始日時
・カメラ名
※2並び替えの順序は次の中から選択します。
・昇順
・降順 -
「検索」を押下します。
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検索結果が表示されます。
表示される項目は次の通りです。
- VIDEOコレクタの名称
- 録画開始日時
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リフレッシュアイコンを押下すると、同じ条件で再検索を行います。また、リフレッシュは自動でも30秒に1回の間隔で行われます。
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表示件数が多い場合は、複数のページに分けて表示されます。1ページ当たりの表示件数を10、100、1000の中から選択することが可能です。
10.4.2.2 再生#
次の手順で、常時録画の映像を再生することができます。同時に10個の映像を再生することができます。
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一覧の常時録画をドラッグし、右側にドロップします。
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常時録画の映像が表示されます。読み込みが完了した後、再生アイコンを押下することで再生することができます。
画面項目は次の通りです。
番号 説明 ① VIDEOコレクタの名称を表示します。 ② 録画を開始した日時を表示します。 ③ 映像を再読み込みします。 ④ アイコンを押下した映像を全画面で表示します。 ⑤ アイコンを押下した映像を非表示とします。 ⑥ 常時録画の映像を表示します。 ⑦ 押下すると、映像の再生・停止を切り替えることができます。 ⑧ 現在の再生位置が表示されます。また、現在位置のアイコンをドラッグアンドドロップすることで、再生位置を変更することができます。 -
画面右側の下部のエリアを操作することで、複数の動画を同時に制御することができます。操作項目は次の通りです。
項目 説明 ① 押下すると、決められたスキップ時間の分だけ再生位置を前に戻します。 ② 押下すると、表示されているすべての映像を再生します。 ③ 押下すると、表示されているすべての映像を停止します。 ④ 押下すると、決められたスキップ時間の分だけ再生位置を先に進めます。 ⑤ スキップ送り、スキップ戻しの秒数を、次の中から選択します。
・10秒
・30秒
・60秒⑥ 動画の再生速度を、次の中から選択します。
・0.5倍速
・0.75倍速
・1倍速
・1.25倍速
・1.5倍速
・2倍速
常時録画再生について
常時録画再生では、1時間単位で再生候補を表示します。複数の動画を同時に再生できることで、以下のような使い方が可能です。
- 異なるカメラの同時間帯の映像を再生(同じ時間帯の映像を確度の違うカメラで同時再生するなど)
- 同一のカメラで、違う時間帯の映像を再生(例えば正常時、異常時を一緒に見比べることが可能)
10.4.3 イベント録画再生#
SpeeDBee SynapseのEvent Recorderで生成したイベントを確認することができます。 イベント発生時のカメラ映像、データを確認することができます。
10.4.3.1 一覧#
画面の左側に、イベントの一覧が表示されます。初期状態では、画面を開いた日の00:00:00~24:00:00に発生した全てのイベントが表示されています。また、次の手順でイベントを検索することができます。
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虫眼鏡アイコンを押下します。
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以下の項目を入力します。
項目 説明 検索開始日時・検索終了日時 検索対象とする時間範囲。
※入力した時間範囲の間に、開始イベントが発生したイベントを検索します。イベント名 検索対象のイベントの名前 イベント分類 検索対象のイベントの分類 カメラ 検索対象のイベントに紐づいているカメラの名前 並び順 並び替えのキーとする項目と順序の組み合わせ
※1並び替えのキーは次の中から選択します。
・記録開始日時
・イベント名
・イベント種別
※2並び替えの順序は次の中から選択します。
・昇順
・降順 -
「検索」を押下します。
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検索結果が表示されます。
表示される項目は次の通りです。
- イベント分類を表すアイコン
- イベント名
- 開始イベントの発生日時
- イベントの記録時間
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リフレッシュアイコンを押下すると、同じ条件で再検索を行います。また、リフレッシュは自動でも30秒に1回の間隔で行われます。
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表示件数が多い場合は、複数のページに分けて表示されます。1ページ当たりの表示件数を10、100、1000の中から選択することが可能です。
10.4.3.2 再生#
次の手順で、イベント発生時のコンポーネントのデータのグラフと、カメラの映像を再生することができます。同時に再生できるカメラの台数は4台です。
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イベントを選択します。
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選択したイベントの動画とデータが、右側の画面に表示されます。
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再生ボタンまたは動画を選択すると、イベントに紐づく動画とグラフが再生されます。画面項目は次の通りです。
- 動画部分
番号 説明 ① VIDEOコレクタの名称を表示します。 ② アイコンを押下した動画を全画面で表示します。 ③ アイコンを押下した動画を非表示とします。 ④ イベント発生時の、イベントに登録されたカメラの映像を表示します。押下することで、イベントの再生・停止を切り替えることができます。 ⑤ 動画の現在の再生位置を表示します。現在位置の点をドラッグアンドドロップすることで、再生位置を変更することも可能です。
また、動画との間にある領域をドラッグした状態で、上下に移動させることで、動画の表示領域を調整することができます。⑥ イベントの記録開始日時を表示します。 ⑦ 押下すると、グラフの表示状態を次の中から切り替えます。
・全体グラフ...グラフのすべてのデータを表示します。
・詳細グラフ...現在の再生位置の30秒前後のデータを表示します。⑧ 押下すると、再生位置を10秒前にスキップします。 ⑨ 押下すると、動画とグラフの再生を開始します。 ⑩ 押下すると、再生位置を10秒後にスキップします。 ⑪ イベントの記録時間と、再生経過時間を表示します。 ⑫ イベントの記録終了日時を表示します。 - グラフ部分
項目 説明 ① チェックを入れたグラフを表示し、チェックを外したグラフを非表示とします。 ② データの送信元であるコンポーネントの名前とデータ名を表示します。 ③ データの線の色と、現在の再生位置の値を表示します。 ④ 開始イベント、終了イベントの時間と線の色を表示します。 ⑤(数値データの場合) イベント発生時の、イベントに登録されたコンポーネントのデータが、折れ線グラフで表示されます。X軸が時間を、Y軸が値を表します。また、以下の線が表示されます。
・黄色い線...動画の再生と連動して移動し、現在の再生位置を示します。
・赤い線...開始イベントの時間を示します。
・青い線...終了イベントの時間を示します。終了イベントが発生した場合のみ表示されます。⑤(文字列データの場合) イベント発生時の、イベントに登録されたコンポーネントのデータが、時刻・値の2列からなるテーブルで表示されます。また、以下の表示がなされます。
・紫色の行...動画の再生と連動して移動し、現在の再生位置を示します。
・赤い印...時間の横に表示され、開始イベントを示します。
・青い印...時間の横に表示され、終了イベントを示します。終了イベントが発生した場合のみ表示されます。 -
一覧内の選択したイベントに表示されている、カメラ名の横のトグルスイッチを切り替えることで、動画の表示・非表示を切り替えることができます。
10.4.3.3 削除#
次の手順で、イベントを削除することができます。
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イベントのチェックボックスにチェックを入れます。ヘッダのチェックアイコンを押下すると、リストに表示されているすべてのイベントにチェックを入れることができます。
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ヘッダの削除アイコンを押下します。
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「OK」を選択します。
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チェックを入れたイベントが削除されます。
10.4.4 ライブ再生#
SpeeDBee Synapseで稼働しているVIDEOコレクタの映像(現在のカメラ映像)を再生することができます。
10.4.4.1 一覧#
画面の左側に、VIDEOコレクタの一覧が表示されます。
表示される項目は次の通りです。
- VIDEOコレクタの名称
- VIDEOコレクタに登録されている、カメラのRTSP URL
また、リフレッシュアイコンを押下すると、VIDEOコレクタの最新の状態に合わせて、一覧の表示内容が更新されます。(登録、更新、削除されたものが適用)
10.4.4.2 再生#
次の手順で、カメラの現在の映像を再生することができます。同時に10台のカメラを再生することができます。
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一覧のカメラをドラッグし、右側にドロップします。
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カメラの現在の映像が再生されます。
画面項目は次の通りです。
番号 説明 ① VIDEOコレクタの名称を表示します。 ② VIDEOコレクタに登録されている、カメラのRTSP URLを表示します。 ③ アイコンを押下したカメラに再接続します。 ④ アイコンを押下したカメラの映像を全画面で表示します。 ⑤ アイコンを押下したカメラを非表示とします。 ⑥ カメラのライブ映像を再生します。
ストレージの空き容量がない場合
i-Triggerが稼働しているマシンのストレージに空き容量がない場合、ライブ再生はできません。