4.8 ロジック(リアルタイム分析/データ操作)
ここでは、リアルタイム分析に関するロジックコンポーネントについて説明します。
4.8.1 基本統計#
収集データの基本統計した結果を別データとして登録するコンポーネントです。
入力ポートから受け取ったデータに対し一定の範囲(件数/秒)で基本統計を行い、その結果を別データとして出力します。

4.8.1.1 基本情報#
基本統計の基本情報は、次の通りです。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| ベース名 | 基本統計 |
| 説明 | 収集データに基本統計を行った結果を、データとして出力します。 |
| 消費ポイント | 2 |
| ポート | 入力:1 他のコンポーネントからデータを受け取ります。 出力:1 「設定方法」によって設定された内容をもとに、入力データに基本統計を行った結果を出力します。 システム:1 コンポーネントの稼働状況やエラー情報を出力します。出力するエラー情報の詳細は、「エラーコード一覧」をご覧ください。 |
4.8.1.2 設定方法#
次の手順で、基本統計の設定を行うことができます。
-
出力ポートが存在する任意のコンポーネントを追加します。コンポーネントの追加方法は、「コンポーネントの追加」をご覧ください。
-
追加したコンポーネントを起動し、データを出力させます。コンポーネントの起動方法は、「コンポーネントの起動/停止」をご覧ください。
-
基本統計を追加します。コンポーネントの追加方法は、「コンポーネントの追加」をご覧ください。
-
入力ポートに接続するコンポーネントに、追加したコンポーネントを選択します。

-
次のコンポーネント情報を入力します。

項目 説明 名称 コンポーネントの名前を入力
※他のコンポーネント名と重複する事はできません。自動起動無効 コンポーネントの自動起動を無効にする場合ON -
「設定方法」を、次の中から選択します。

項目 説明 データ定義を受信して設定する 入力ポートで受け取っているデータを一覧で表示し、個別に設定を行う 正規表現で設定する 正規表現を入力し、入力ポートで受け取っているデータの中でマッチしたものに対して設定を行う -
「設定方法」が「正規表現で設定する」の場合のみ、設定対象とするデータについて、次の項目を入力します。

項目 説明 コンポーネント 入力ポートで受け取っているデータのうち、設定対象とするもののコンポーネント名を表す正規表現 データ名 入力ポートで受け取っているデータのうち、設定対象とするもののデータ名を表す正規表現 データ型 入力ポートで受け取っているデータのうち、設定対象とするもののデータ型 正規表現の入力例
正規表現の入力例は次の通りです。
- 「data1」にのみマッチ: data1
- 名前に「abc」を含むデータにマッチ: .*abc.*
- 名前が「abc」で始まるデータにマッチ: abc.*
- 名前が「abc」で終わるデータにマッチ: .*abc
-
次のいずれかの方法を行い、基本統計の設定ダイアログを開きます。
- 基本統計の設定を行うデータの「基本統計」のアイコンを押下します。

- 基本統計の設定を行うデータにチェックを付けて、「選択中のデータを編集」を押下します。チェックを付けたデータに、同じ設定内容が適用されます。

-
次の項目を入力し、基本統計の設定を行います。

項目 説明 分析幅 分析の幅を設定 分析単位 分析幅の単位を設定(件数 or 秒) 件数 分析対象のデータ件数 合計 分析対象のデータの合計値 2乗和 分析対象の各データの二乗を合計した値 偏差平方和 分析対象の各データが平均からどれだけ離れているかの偏差を二乗して合計した値 最小値 分析対象のデータ内で最も小さい値 最大値 分析対象のデータ内で最も大きい値 範囲 分析対象のデータの最大値と最小値の差 算術平均 分析対象のデータの平均値 分散 分析対象の各データが平均からどれだけ離れているかの平均の二乗 標準偏差 分散の平方根 不偏分散 分散を件数-1で割った値 標本不偏標準偏差 標本の標準偏差 標準誤差 標本平均の標準偏差 変動係数 標準偏差を平均で割った値 中央値 分析対象のデータを小さい順に並べ、中央にある値 四分位数 分析対象のデータを小さい順に並べ、四等分した位置にある値 最頻値 分析対象のデータ内で最も頻繁に出現する値 平均偏差 分析対象の各データが平均からどれだけ離れているかの平均 調和平均 分析対象の各データの逆数の平均の逆数 幾何学平均 分析対象の各データの積のN乗根
※Nは件数尖度 分布の尖り具合 歪度 分布の歪み 信頼区間 分析対象のデータの平均値が含まれると信頼できる数値の範囲 -
「確定」を押下します。

-
「保存」を押下します。

-
コンポーネントを起動します。コンポーネントの起動方法は、「コンポーネントの起動/停止」をご覧ください。
4.8.2 FFT#
収集データのFFTした結果をデータとして登録するコンポーネントです。
入力ポートからデータを受け取り、そのデータにFFT解析を行った結果を別データとして出力します。
このコンポーネントは、サンプリングレートが定義されているカラムタイプミドルのデータに対してのみ利用できます。

カラムタイプミドルのデータについて
標準機能のコンポーネントでは、サンプリングレートが定義されているカラムタイプミドルを使用するコンポーネントは存在しません。カラムタイプミドル(サンプリングレートが定周期)のデータを扱うカスタムコンポーネントを開発して使用します。
4.8.2.1 基本情報#
FFTの基本情報は、次の通りです。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| ベース名 | FFT |
| 説明 | 収集データにFFT解析を行った結果を、データとして出力します。 |
| 消費ポイント | 2 |
| ポート | 入力:1 他のコンポーネントからデータを受け取ります。 出力:1 「設定方法」によって設定された内容をもとに、入力データにFFT解析を行った結果を出力します。 システム:1 コンポーネントの稼働状況やエラー情報を出力します。出力するエラー情報の詳細は、「エラーコード一覧」をご覧ください。 |
4.8.2.2 設定方法#
次の手順で、FFTの設定を行うことができます。
-
出力ポートが存在する任意のコンポーネントを追加します。コンポーネントの追加方法は、「コンポーネントの追加」をご覧ください。
-
追加したコンポーネントを起動し、データを出力させます。コンポーネントの起動方法は、「コンポーネントの起動/停止」をご覧ください。
-
FFTを追加します。コンポーネントの追加方法は、「コンポーネントの追加」をご覧ください。
-
入力ポートに接続するコンポーネントに、追加したコンポーネントを選択します。

-
次のコンポーネント情報を入力します。

項目 説明 名称 コンポーネントの名前を入力
※他のコンポーネント名と重複する事はできません。自動起動無効 コンポーネントの自動起動を無効にする場合ON -
「設定方法」を、次の中から選択します。

項目 説明 データ定義を受信して設定する 入力ポートで受け取っているデータを一覧で表示し、個別に設定を行う 正規表現で設定する 正規表現を入力し、入力ポートで受け取っているデータの中でマッチしたものに対して設定を行う -
「設定方法」が「正規表現で設定する」の場合のみ、設定対象とするデータについて、次の項目を入力します。

項目 説明 コンポーネント 入力ポートで受け取っているデータのうち、設定対象とするもののコンポーネント名を表す正規表現 データ名 入力ポートで受け取っているデータのうち、設定対象とするもののデータ名を表す正規表現 データ型 入力ポートで受け取っているデータのうち、設定対象とするもののデータ型 正規表現の入力例
正規表現の入力例は次の通りです。
- 「data1」にのみマッチ: data1
- 名前に「abc」を含むデータにマッチ: .*abc.*
- 名前が「abc」で始まるデータにマッチ: abc.*
- 名前が「abc」で終わるデータにマッチ: .*abc
-
次のいずれかの方法を行い、FFTの設定ダイアログを開きます。
- FFTの設定を行うデータの「FFT」のアイコンを押下します。

- FFTの設定を行うデータにチェックを付けて、「選択中のデータを編集」を押下します。チェックを付けたデータに、同じ設定内容が適用されます。

-
「FFT解析を行う」をONにします。

-
次の項目を入力し、FFTの設定を行います。

項目 説明 件数 FFTを実行するデータの件数 ウィンドウ関数 FFTを実行する前にデータに対して適用される関数 -
「確定」を押下します。

-
「保存」を押下します。

-
コンポーネントを起動します。コンポーネントの起動方法は、「コンポーネントの起動/停止」をご覧ください。
4.8.3 移動平均#
収集データの移動平均値をデータとして登録するコンポーネントです。
入力ポートからデータを受け取り、そのデータから期間内の移動平均値を計算して別データとして出力します。

4.8.3.1 基本情報#
移動平均の基本情報は、次の通りです。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| ベース名 | 移動平均 |
| 説明 | 収集データの移動平均値を、データとして出力します。 |
| 消費ポイント | 2 |
| ポート | 入力:1 他のコンポーネントからデータを受け取ります。 出力:1 「設定方法」によって設定された内容をもとに、入力データの移動平均値を出力します。 システム:1 コンポーネントの稼働状況やエラー情報を出力します。出力するエラー情報の詳細は、「エラーコード一覧」をご覧ください。 |
4.8.3.2 設定方法#
次の手順で、移動平均の設定を行うことができます。
-
出力ポートが存在する任意のコンポーネントを追加します。コンポーネントの追加方法は、「コンポーネントの追加」をご覧ください。
-
追加したコンポーネントを起動し、データを出力させます。コンポーネントの起動方法は、「コンポーネントの起動/停止」をご覧ください。
-
移動平均を追加します。コンポーネントの追加方法は、「コンポーネントの追加」をご覧ください。
-
入力ポートに接続するコンポーネントに、追加したコンポーネントを選択します。

-
次のコンポーネント情報を入力します。

項目 説明 名称 コンポーネントの名前を入力
※他のコンポーネント名と重複する事はできません。自動起動無効 コンポーネントの自動起動を無効にする場合ON -
「設定方法」を、次の中から選択します。

項目 説明 データ定義を受信して設定する 入力ポートで受け取っているデータを一覧で表示し、個別に設定を行う 正規表現で設定する 正規表現を入力し、入力ポートで受け取っているデータの中でマッチしたものに対して設定を行う -
「設定方法」が「正規表現で設定する」の場合のみ、設定対象とするデータについて、次の項目を入力します。

項目 説明 コンポーネント 入力ポートで受け取っているデータのうち、設定対象とするもののコンポーネント名を表す正規表現 データ名 入力ポートで受け取っているデータのうち、設定対象とするもののデータ名を表す正規表現 データ型 入力ポートで受け取っているデータのうち、設定対象とするもののデータ型 正規表現の入力例
正規表現の入力例は次の通りです。
- 「data1」にのみマッチ: data1
- 名前に「abc」を含むデータにマッチ: .*abc.*
- 名前が「abc」で始まるデータにマッチ: abc.*
- 名前が「abc」で終わるデータにマッチ: .*abc
-
次のいずれかの方法を行い、移動平均の設定ダイアログを開きます。
- 移動平均の設定を行うデータの「移動平均」のアイコンを押下します。

- 移動平均の設定を行うデータにチェックを付けて、「選択中のデータを編集」を押下します。チェックを付けたデータに、同じ設定内容が適用されます。

-
次の項目を入力し、移動平均の設定を行います。

項目 説明 移動平均値期間1~3 計算対象とする期間 指数加重移動平均値の標準化定数α 指数加重移動平均値のバランスを取るための係数
※指数加重移動平均値がONの場合のみ入力可能単純移動平均値 期間内のデータの単純な平均値 線形加重移動平均値 期間内の各データに対して線形な重みをかけて計算した平均値 指数加重移動平均値 全期間のデータに対して指数的な重みをかけて計算した平均値 -
「確定」を押下します。

-
「保存」を押下します。

-
コンポーネントを起動します。コンポーネントの起動方法は、「コンポーネントの起動/停止」をご覧ください。
4.8.4 データ変換#
入力ポートのカラムから様々な型のデータを取得し、 それに対して各種変換を通して出力ポートのカラムに出力するコンポーネントです。

現在提供しているデータ変換機能は下記の通りです。
| 変換機能 | 説明 |
|---|---|
| 配列分解 | 配列カラムのデータを個々の要素に分解して個別のカラムに登録します。 分解後の各カラムの名称はデフォルトで自動設定されます。 [対象カラム] INT8/INT16/INT32/INT64配列 UINT8/UINT16/UINT32/UINT64配列 BOOLEAN/FLOAT/DOUBLE配列 |
| ビット変換 | カラムのデータのbitN~bitMまでを整数化してカラムに登録します。 整数型スカラの場合、その整数のbitN~bitMをそのまま扱います。 bool型配列の場合、配列の各要素[N]~[M]をbitN~bitMとして扱います INT8/UINT8型配列の場合、各要素は8bitあるが 0 or !0でbit化し、 各要素[N]~[M]をbitN~bitMとして扱います [対象カラム] 整数型スカラ BOOLEAN型配列 INT8/UINT8型配列 (ただし各要素は0 or 1として扱う) |
| データ名変更 | 入力データをそのまま別データとして名称を設定しカラムに登録します。 [対象カラム] 入力データの制限なし |
4.8.4.1 基本情報#
データ変換の基本情報は、次の通りです。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| ベース名 | データ変換 |
| 説明 | 様々な型のデータを取得し、各種変換を通して出力します。 |
| 消費ポイント | 2 |
| ポート | 入力:1 他のコンポーネントからデータを受け取ります。 出力:1 「設定方法」によって設定された内容をもとに、入力データの変換値を出力します。 システム:1 コンポーネントの稼働状況やエラー情報を出力します。出力するエラー情報の詳細は、「エラーコード一覧」をご覧ください。 |
4.8.4.2 設定方法(共通)#
次の手順で、データ変換の設定を行うことができます。
-
出力ポートが存在する任意のコンポーネントを追加します。コンポーネントの追加方法は、「コンポーネントの追加」をご覧ください。
-
追加したコンポーネントを起動し、データを出力させます。コンポーネントの起動方法は、「コンポーネントの起動/停止」をご覧ください。
-
データ変換を追加します。コンポーネントの追加方法は、「コンポーネントの追加」をご覧ください。
-
入力ポートに接続するコンポーネントに、追加したコンポーネントを選択します。

-
次のコンポーネント情報を入力します。

項目 説明 名称 コンポーネントの名前を入力
※他のコンポーネント名と重複する事はできません。自動起動無効 コンポーネントの自動起動を無効にする場合ON -
使用するデータ変換機能を選択します。

4.8.4.3 設定方法(配列分解)#
-
追加ボタンを押下して入力データ欄を追加する。

-
入力するコンポーネント名とデータ名を入力する。
(ドロップダウン選択または手動で入力)
項目 説明 コンポーネント名 入力ポートに接続したコンポーネント名を設定 データ名 入力ポートに接続したコンポーネント名のデータ名を設定
(配列カラムのみ設定可)有効 設定した入力データ設定を無効にする時はOFFにしてください 削除 設定した入力データ設定を削除する時に押下してください 手動設定 配列分解後の出力データ名を手動設定したい時はONにしてください
(ONにすると出力データ設定の展開ボタンが有効になります) -
(任意)追加ボタンを押下して出力データ欄を追加する。
(手動設定をONにして出力データ設定の展開ボタンを押下すると追加ボタンが表示されます)
-
(任意)出力するデータ名を入力する。

項目 説明 配列番号 配列番号が自動採番され表示されます
(編集不可)出力データ名 出力データ名を設定 有効 設定した出力データ設定を無効にする時はOFFにしてください 削除 設定した出力データ設定を削除する時に押下してください -
「保存」を押下します。

-
コンポーネントを起動します。コンポーネントの起動方法は、「コンポーネントの起動/停止」をご覧ください。
4.8.4.4 設定方法(ビット変換)#
-
追加ボタンを押下して入力データ欄を追加する。

-
入力するコンポーネント名とデータ名を入力する。
(ドロップダウン選択または手動で入力)
項目 説明 コンポーネント名 入力ポートに接続したコンポーネント名を設定 データ名 入力ポートに接続したコンポーネント名のデータ名を設定 有効 設定した入力データ設定を無効にする時はOFFにしてください 削除 設定した入力データ設定を削除する時に押下してください -
出力するデータの設定を入力する。

項目 説明 出力データ名 出力データ名を設定 データ型 出力するデータ型を設定 開始BIT 入力するデータから取得するデータの開始BITを設定。
手動入力またはビットレンジ設定を使用してください。
最下位ビットは0、最上位ビットは入力するデータ型のビット幅に応じて、
7, 15, 31, 63と変動いたします終了BIT 入力するデータから取得するデータの終了BITを設定。
手動入力またはビットレンジ設定を使用してください。
最下位ビットは0、最上位ビットは入力するデータ型のビット幅に応じて、
7, 15, 31, 63と変動いたしますビットレンジ設定 開始BIT、終了BITと連動しており、どちらかの方法で入力。
ビットレンジの最大値はスカラデータの場合、入力するデータ型に連動、
配列データの場合は入力する配列数に連動 -
「保存」を押下します。

-
コンポーネントを起動します。コンポーネントの起動方法は、「コンポーネントの起動/停止」をご覧ください。
4.8.4.5 設定方法(データ名変更)#
-
追加ボタンを押下して入力データ欄を追加する。

-
入力するコンポーネント名とデータ名を入力する。
(ドロップダウン選択または手動で入力)
項目 説明 コンポーネント名 入力ポートに接続したコンポーネント名を設定 データ名 入力ポートに接続したコンポーネント名のデータ名を設定 出力データ名 出力データ名を設定 有効 設定した入力データ設定を無効にする時はOFFにしてください 削除 設定した入力データ設定を削除する時に押下してください -
出力するデータ名を入力する。

-
「保存」を押下します。

-
コンポーネントを起動します。コンポーネントの起動方法は、「コンポーネントの起動/停止」をご覧ください。