
SpeeDBee Synapse(スピードビーシナプス)をご利用いただきありがとうございます。
本ページは、SpeeDBee Synapse(スピードビーシナプス)の導入をよりスムーズに行うためのコンテンツ、サポートファイルなどを掲載いたします。
掲載コンテンツは、不定期とはなりますが、適宜アップデートいたします。
動画コンテンツ
導入編(インストール・初期設定)
評価版ソフトのダウンロード、インストール、拡張機能のインストールと設定など実際の手順が動画でご確認いただけます。
特定箇所の動画のみを閲覧したい場合は下記をご覧ください。
基本操作編(基本的な機能の概要・使い方)
各基本コンポーネントの概要と使い方の説明動画です。
応用編(分析・データ連携・カスタム機能など)
データの分析処理、加工したデータの外部送信、Bluetoothデバイスからカスタムコレクタ/UIでデータを収集する方法、カメラ連携でチョコ停監視を行う方法、実行ライセンスの設定方法などの説明動画です。
特定箇所の動画のみを閲覧したい場合は下記をご覧ください。
SpeeDBee Synapse 接続できる機器とシステム
標準機能を使って可能な連携、カスタム機能を用いた独自連携の事例をご紹介します。SpeeDBee Synapseの活用例として、是非ご参考ください。
ウェビナー動画:導入実践セミナー
(39分10秒)
製品概要、インストール、基本操作、応用編、接続機器とシステム、事例紹介までを一気に理解いただけます。
毎回、接続機器、システム事例などのトピックスをアップデートします。
ウェビナー動画:テクニカルセミナー
カスタムコンポーネント開発者向け第一回(40分27秒)
コレクタ開発、エミッタ開発の習得
カスタムコンポーネント開発に向けた基礎学習(マニュアルベース)、Switchbotコレクタ+PostgreSQLエミッタのサンプルプログラムを使ったカスタムコンポーネント開発技術を習得します。
ドキュメント・サンプルファイル
ユーザーガイド
ユーザーガイド補足資料
本資料は開発に向けた、SpeeDBee Synapase(スピードビーシナプス)ユーザーガイドの補足説明や、サンプル用の各種コンポーネント(コレクタ、エミッタ、ロジック、アクションなど)の使い方を説明するPDFドキュメントです。
<主な内容>
1. 本資料の目的
2. SpeeDBee Synapse インストール
3. Grafana インストール、その他関連作業
4. SwitchBot カスタムコンポーネント
5. スケジューラカスタムコンポーネント
6. 間欠スケジューラカスタムコンポーネント
7. 異常検知によるアラートメール送信
8. クラウドからの機器制御
9. 基本統計
10. 移動平均
11. 演算コレクタ
12. JSON シリアライザ後に MQTT エミッタへ出力
13. CSV シリアライザ後に SFTP エミッタでファイルアップロード
14. VIDEO コレクタを利用した、異常検知時のデータ収集とビューワによる確認
15. カスタム Python
16. カスタム UI
17. グローバル変数
18. ユーザー管理
19. ビューワ
20. 実行ライセンス設定
21. 永続化
22. 数値変換と登録条件
23. カスタムコレクタを各カテゴリに追加
24. DB クエリ
25. RDBエミッタ
26. RDBマッパー
27. V4.6.2 における障害情報
28. 他機種へのパネル複製方
29. ラベルプリンタエミッタ
(2025年3月5日現在)
サンプルプログラム
ダウンロードボタンから、以下に記載のPythonカスタムコンポーネント用サンプルプログラムをダウンロードできます。 ファイル詳細は、ダウンロードファイル内のreadme.txtを参照ください。 1)マニュアル記載のサンプルプログラム(5.1.2.2 サンプルカスタムコンポーネントに記載) ・SIN波データとランダムデータを出力、そのデータを入力しログ出力 2)PostgreSQLエミッタサンプルプログラム ・Synapseで収集したデータをPostgreSQLデータベースに登録 3)SwitchBotコレクタサンプルプログラム ・温湿度、照度、人感、消費電力、CO2濃度のデータ収集
SpeeDBee Synapse 不具合情報
最新版 SpeeDBee Synapse v4.7.2 では、弊社で確認済の不具合は発生しておりません。
バージョン v4.6.2 をお使いのユーザ様におきましては、最新版 V4.7.2へのアップデートをお願いします。
バージョン v4.6.2 Raspberry Pi OS (bookworm 64-bit)のカスタムコンポーネントで不具合を確認しています。
詳細、暫定処置、対応については下記をご確認ください。尚、最新の v4.7.2 では、この問題は修正対応済みです。
- 現象
- カスタムコンポーネントでインポートした外部モジュールがimportできない
※ Raspberry Pi OS (bookworm 64-bit)バージョン4.6以降で発生しています。
Raspberry Pi OS (bookworm 64-bit)バージョン4.5.1以前では発生していません。
- 原因
- 依存モジュールの定義情報の不足
- 暫定処置
- 「/var/speedbeesynapse/config/hive_config_base.json」のcomponent_python_pathsに
「../dynlibs/pyvenv/lib/python3.11/site-packages」を追加し、サービスを再起動することで回避できます。
hive_config_base.json抜粋
“component_python_paths”: [
“{{BINDIR}}/../share/pycomponent_standard.zip”,
“{{BINDIR}}/../share/pycomponent_itrigger.zip”,
“{{BINDIR}}/../share/pycomponent_standard_modules”,
“{{BINDIR}}/../built_in_custom_components/py”,
“../standard-component-packages”,
“../components_python_python1”,
“../dynlibs/pyvenv/lib/python3.8/site-packages”,
“../dynlibs/pyvenv/lib/python3.9/site-packages”,
“../dynlibs/pyvenv/lib/python3.10/site-packages”,
“../dynlibs/pyvenv/lib/python3.11/site-packages”, <—- この行を追加します
“../dynlibs/pyvenv/Lib/site-packages”
],
- 対応方針
- 2025年1月31日 リリース v4.7.2 で対応済み
製品資料


SpeeDBee Synapse FAQ
- SpeeDBee Hiveを使っていますが、SpeeDBee Synapseへ設定等の移行は可能でしょうか?
- SpeeDBee SynapseはSpeeDBee Hiveを進化させた新製品となっているため互換性はありませんが、運用状況により個別に対応できるケースもあります。営業までお問い合わせ下さい。
- SpeeDBee Hiveで使えたVideo機能は使えますか?
- 2024年7月リリースのV4.4.0以降のバージョンで利用できます。
ただしWindows版は2024年9月末のリリース予定になります。
- カスタムコンポーネントですが、サンプルとは別にスケルトン的な必要最低限のメソッドのみが記載されているテンプレートはありますか?
- 今のところ、カスタムコンポーネントのスケルトンを用意する予定はございません。 サンプルのコンポーネントを充実させて欲しいとのご要望は頂いておりますので、今後対応を検討して参ります。ご要望があれば営業までお問い合わせ下さい。
- SpeeDBee Hiveで使用しているGrafanaをそのまま使用できますか?
- SpeeDBee Synapse向けに別途Grafanaプラグインを用意しており、そちらを使用していただく必要があります。
SpeeDBee Hiveで使用しているGrafanaプラグインとは互換性がないため、 お手数ですがSpeeDBee Synapse版のGrafanaプラグインで再設定をお願いいたします。
また、Grafana連携で使用するGrafanaは、動作確認できている次のバージョンのいずれかをご利用下さい。
順次、新しいバージョンへ対応していく予定です。
動作確認済のGrafanaのバージョン: 9.5.9 / 9.5.16 / 9.5.20 / 10.0.13 / 10.1.10 / 10.2.8 / 10.3.7 / 10.4.5 / 11.1.0
- 実行ライセンスの動作環境はLINUXでしょうか? バージョン等に指定はありますか?
- 開発ライセンス版が動く環境であれば使用いただけます。
開発ライセンス版の動く環境:
・Ubuntu 22.04 LTS(arm64/amd64)
・Ubuntu 20.04 LTS(amd64)
・Raspberry Pi OS (bookworm 64-bit)
- PLCからのデータ収集周期は、デフォルトで何秒が最短でしょうか?
- 初期設定としては、1秒周期となりますが、0.01秒(10msec)まで設定可能です。
以後、さらに拡張する可能性はあります。
ただし、最短周期で通信できるかはOSや通信環境、扱うデータ量にも依存するため、最短周期での動作を確実に保証するものではありません。
- msecオーダーで収集するカスタムコレクタを作成するには開発ライセンスが必要ですか?
- msecオーダーの処理に関わらず、カスタムコンポーネントを開発するためには「開発ライセンス」が必要になります。
- Windows版のトライアル製品のリリース予定はありますか?
- Windows版は2024年9月リリース済みです。弊社では、リリースしている全ての製品に対して評価版を公開しています。 Windowsについても同様に公開しております。
- カスタムコンポーネント作成でデバッグログを仕込みたいのですが、確認する方法はありますか?
- ログレベルを変更するための設定ファイルが存在するので、そちらを変更して反映する必要があります。 これは開発目的でご利用いただき、通常の運用ではINFOでの運用を推奨します。
[実際の手順]
/usr/local/speedbeesynapse/hive_config_base.json
上記のファイルの、ログレベルを”debug”へ変更して サーバー設定から、コア停止->コア起動を行うことで、デバッグログが出力されます。
- 実行ライセンスのアドバンスト版で使えるポイントは10Pですが、SpeeDBee Hiveと同じ機能ポイントとなりますか。
- SpeeDBee HiveとSpeeDBee Synapseでは、ポイント数と適用機能について若干違いがあります。
Synapseでは全ての機能に対し、ポイント数は一律2Pが適用されていますが、Hiveでは機能によって適用されているポイントが2P~6Pとなっています。またSynapseでは、PLCコレクタ、WEB-API(Grafana連携に使う)などは0Pになり、よりお得なポイント設定になっています。
- PythonやPosgreSQLなどはSpeeDBee Synapse インストール時に同時にインストールされますか?
- こちらは別途インストールを行う必要があります。SpeeDBee Synapse本体には含まれていませんので、それぞれのインストール説明書をインターネット上などでご確認ください。
- PLCからのデータ収集周期は、デフォルトで何秒が最短ですか。またPLCは何台まで接続できますか?
- データ収集間隔は初期設定が1秒周期となります。最小間隔は、0.01秒(10msec)まで設定可能です。
ただしPLC側の応答が同周期で対応可能か、また周期が短いと負荷が高くなりますので、遅延や性能などはご自身で確認してください。
PLCの接続台数に制限はありませんが、データ収集の遅延が無いようにベンチマークを行った上で台数設定をしてください。
- OpenAIなどのAIとのAPI連携の実績はありますか?
- はい、製造業のお客様での適用事例として、障害回避、予知保全などを目的に各種エミッタやWEB-APIを利用して、AI等の外部分析ツールへSpeeDee Synapseで収集したデータを送信しているケースがあります。
- イベントトリガは複数のデータに対して、「and条件」、「or条件」で設定することは可能ですか?
- イベントトリガの条件式で設定できる条件は単一条件(一つの変数に対しての条件式)のみとなります。
単一の条件で「AND」と「OR」を指定することは可能です。
複数のデータを組み合わせたい場合、演算コレクタを利用することで複合的な条件処理を実現できます。
- ソースコードを公開せずに、カスタムコンポーネントを登録することは可能ですか?
- Pythonについては、SpeeDBee Synapseのユーザ管理登録で、管理権限をもったユーザは自由に参照できます。
C言語の場合は、ライブラリ(バイナリ)をアップロードする形になりますので、ソースコードが閲覧できることはありません。
- コンポーネント開発の際に、出力ポートのデータ型に対してサポートされているDataTypeオブジェクトに何が使えますか?
- 数値型、文字列型、ファイル型があります。
JSON形式でデータを扱う際には、ファイル型を利用します。
- VIDEOコレクタの解像度で使える範囲を教えてください
- RTSPに対応したIPカメラであれば フルHD(1920×1080ピクセル)までの解像度については稼働実績があります。
それ以上の解像度については、現在確認をとっていません。
解像度が高くなると、動画データのファイルサイズが大きくなりますので、ディスクのストレージサイズを確認してご利用ください。
- カスタムコンポーネント作成時に、デバッグログを実装する方法を教えてください
- 以下の手順例を参考にしてください。
「/usr/local/speedbeesynapse/hive_config_base.json」というファイルの中のログレベルを “debug” へ変更し、サーバー設定から「コア停止」を実施し「コア起動」の操作を行うと、デバッグログが出力されます。
- WEB-API でのトークンには有効期限はありますか?また、どのような状態を確認できますか?
- Web-APIを使用するために発行したトークンには、有効期限をつけることができます。
また期限内のトークンであっても、ブラウザ画面からの操作でトークンを削除することも可能です。
Web-APIで確認できる状態は、現在パネル上に配置している各コンポーネントの実行状態になり「停止しているか」「実行中か」「エラーが発生していないか」などが確認できます。
- カスタムコンポーネントでの開発に際して、技術支援を行っていただくサービスメニューはありますか?
- SpeeDBee Synapseを購入した際に初年度必須となるPSサービスにて開発を支援することが可能です。
ただし、PSサービスはチケット制でのサポートサービスとなりますので、サポート時間が不足した際には追加チケットの購入が必要です。
詳細については、SpeeDBee Synapse販売店、もしくは弊社の営業までお問い合わせください。
- 現在、SpeeDBee Hiveスタンダード版を使っています。SpeeDBee Synapseに切り替えるには どのような手続きと費用が発生しますか?
- SpeeDBee Hiveのアップデート保守加入期間であれば、ライセンス価格の差額分(定価ベースの差額)でのアップグレードができます。アップデート保守未加入の場合は、新規にライセンス購入が必要になりますので、SpeeDBee Synapse販売店あるいは弊社営業までご相談ください。
移行例
SpeeDBee Hiveスタンダード(買取型)定価10万円、アップデート保守2.5万円
↓
SpeeDBee Synapse開発ライセンス(買取型)定価25万円、アップデート保守5万円
→差額17.5万円で移行できます。
- SpeeDBee HiveとSynapseの大きな違いはどういった点ですか?
- SpeeDBee Synapseは、UI/UXが大幅に改善され、開発の生産性が上がるとともに、IoT構築やメンテナンスが視覚的に行える開発環境です。また全ての機能(コレクタ、シリアライザ、ロジック、アクション、エミッタ)に対してPythonやC言語で機能実装が出来るため、SpeeDBee Synapseをお客様に最適な開発環境に強化できます。
上記に対し、SpeeDBee Hiveでは、コレクタとエミッタ機能に限定し機能実装が可能でした。
SpeeDBee Hiveアップデート保守加入ユーザーは、ライセンス価格の差額にて移行が可能です。
ただし、システムの互換性がないので、データ移行や機能移行に関しては、SpeeDBee Synapse販売店もしくは弊社営業までご相談ください。
- 海外での利用や、多言語対応の可否について教えてください。
- 現在、日本語、英語に対応しており、SpeeDBee Synapse画面上部から選択できます。
今後さらに、他言語に対応できるよう言語変換テーブルを内部に持っていますので、同テーブルに他言語を追加することで、各国の言語に対応した画面を制御できますが、弊社での実装が必要です。
マニュアルは現在公開しているのは、日本語版のみですが英語版マニュアルもご提供できるように準備中です。
- 既にSpeeDBee Hiveを含めて導入済みのプラントや工場などのユーザ数はどれくらいですか?
またメインとなる利用分野(自動車、化学、製薬など)と規模を教えてください。 - 評価・開発・運用顧客は、250社を超えています。
製造業が、80%以上を占めますが、農業のビニールハウスや、建機などでの事例も増えています。
利用規模としては、工場内の設備データ収集を目的に数十ライセンスを利用している顧客も多くいます。
今後ホームページなどでもユーザ事例のご紹介などを掲載していきます。
- 想定される利用シーンで一番多いものは?
また、今後期待される利用シーンはどの領域になりますか? - 製造業における遠隔監視や制御が全体の80%程度になります。その他20%でビルメンテナンス、農業用ビニールハウス、建機などの遠隔監視と制御で活用されています。
今後は多岐にわたるセンサー、デバイス、機器等からのデータ収集コレクタや、上位システムやサービスへデータを送信するエミッタ等の連携機能を強化していく予定ですので、製造現場での利用は加速していくと予想します。
- データ収集の時間はどのように考えればよいですか?
基本性能を教えてください。 - SpeeDBee Synapseとしては実行するハードウェアを限定していません。そのため、具体的な性能は実行するハードウェアの仕様に依存する点をご留意ください。
性能事例1.
CPU :Intel Atom 1.9GHz 、メモリ16GBのパソコンの性能測定では、
疑似Modbus用の検証プログラムで、double型の3000変数をデータ登録するのに90msecという検証結果があります。
性能事例2.
Dual 64-bit ARM Cortex-A53 1GHz、メモリ 2GBのゲートウェイでの性能測定では、
疑似Modbus用の検証プログラムで、WORD型の500変数をデータ登録するのに1秒以内という検証結果があります。
1000変数まで増やすと、データ収集に1秒をこえるケースが出るため、1秒周期でのデータ処理は難しいという結果になります。
性能事例3.
アドレスが連続領域で配列として取得する場合は、データ収集の高速化が可能になります。
配列として、連続アドレス領域をいくつかのブロックに分けて収集する場合は、3000変数を300msでデータ取得できる結果も得られています。しかし、データが個々のスカラになるか配列型になるかなど扱いが異なる点にご注意願います。
また、ここで示した数値はあくまでもデータ収集のみの時間となっているため、実際には、データを加工する、分析する、上位へデータ送信する時間などの各処理時間は含まれていません。最も重要な点としては、ネットワーク性能やデバイスや機器側の処理性能に大きく左右されるため、ここで示した性能はあくまで参考値ということでご了承下さい。
- カスタムコンポーネントのサンプルコードは、どこで入手可能でしょうか?
- 保守サイトを立ち上げる予定です。
その際にサンプルプログラムとしてダウンロードできるようにします。
- SpeeDBee Synapseの機能として特に注目すべきポイントはありますか?
- VIDEOコレクタ機能は便利にお使いいただける機能の一つです。
この機能はドライブレコーダーのように製造現場で発生するプロセスを動画データと数値データで詳細に記録し、トラブルシューティングや品質管理に役立ちます。例えば、不良品が発生した際、その原因を特定しやすくなります。動画と収集した様々なデータを同時刻の内容で可視化することによって、データと事象の関連性の解析に役立ちます。
- 評価版をダウンロードしてインストールする際に注意すべき点はありますか?
- 評価版をダウンロードする際には、まずシステム要件を確認し、対応するハードウェアとソフトウェア環境が整っていることを確認してください。
インストール時には、対象のハードウェアがインターネットに接続されている必要があります。
インストール後、まずはデフォルト設定で動作を確認し、その後徐々にカスタマイズを行ってください。また、評価版は連続動作時間が1時間までの制限が付きますので、ご利用可能期間と合わせてご確認いただきご利用ください。
- 基本操作を学ぶ上で、一番重要な機能や操作は何ですか?
初めて使う人がスムーズに操作を覚えるためのアドバイスがあれば教えてください。 - 基本操作を学ぶ上で一番重要な機能は、データの収集と可視化です。
初めて使う人には、まずは簡単なデータ収集の設定を行い、そのデータをダッシュボードに表示する操作を習得することをお勧めします。まずは、マニュアルの3章の 導入フローにそって確認いただくのがよいと思います。以後は、マニュアルやサイト上にあるサポートコンテンツを活用しながら、 小さなプロジェクトから始めることをお勧めします。
- カスタムコンポーネントを使用する際に、どのようなケースで特に効果を発揮するか教えてください。
- カスタムコンポーネントは、標準機能では対応できない特定の業務要件や、特殊なデータ処理が必要な場合に特に効果を発揮します。
例えば、特定のセンサーからのデータを独自の方法で処理したり、特定の条件下で自動的にアクションをトリガーする場合に利用されます。
- SpeeDBee Synapseは他の生産管理システムやERPと、どのように連携できるのでしょうか?
- peeDBee Synapseは、多くの生産管理システムやERPとのシームレスな連携が可能です。
連携方法は、
MQTTエミッタ機能によるMQTTプロトコルによるデータ送信、
Fileエミッタ機能によるファイル連携、
AWS IoT Coreエミッタ機能によるAWSとの連携、
Azure IoT Hubエミッタ機能によるAzureとの連携、
FTP/FTPS/SFTPエミッタ機能によるデータ転送などによるファイルサーバーとの連携が可能です。
- SpeeDBee Synapseを利用できるユーザ数、あるいは接続できるPLCなどに制限はありますか?
- SpeeDBee SynapseはWEBアプリケーションとして提供されています。そのため、ブラウザを通じてご利用いただく際の利用人数には制限はありません。例えば、グラフの閲覧やデータの確認など実行環境において、多くのユーザが同時にアクセスしても問題なく動作します。ただし、開発環境において同一のパネルを、複数のユーザが同時に操作する場合は、データの整合性の面で注意して運用してください。同時に編集を行う際は、操作タイミングや保存の確認など、事前の配慮が必要です。
PLCコレクタを利用した場合のPLC接続数について、制限はありません。他のコレクタを利用した場合でも、接続できるデバイス数に上限はなく、お客様のシステムに合わせて柔軟に構成していただけます。ただし使用環境のスペックなどを考慮の上、システムを構築してください。
- アップデート保守とは具体的にどういった内容ですか?
- SpeeDBee Synapseは、機能強化や不具合の修正など、定期的にアップデートが行われております。
保守契約にご加入いただくことで、常に最新版へアップデートして、ご利用いただくことが可能です。
また、保守ユーザ向けには、カスタムコンポーネントの各種サンプルプログラムを専用サイトから自由にダウンロードしていただけるようになる予定です。サンプル例としては、OracleやPostgreSQLなど各種RDBMSへデータを送信するエミッタ、SwitchBotのセンサーデバイスからデータを収集するコレクタがあり、これらのサンプルを活用いただくことで、より短時間でシステムを構築・カスタマイズしていただけます。
Synapseのインストールやマニュアル記載の機能に関するお問い合わせについては、メールでのサポートを提供しております。
アップデート保守契約ユーザの皆様には、必要な情報やサンプルが使える保守サイトをご利用いただけるように準備中です。
- PS10サービスとは具体的にどういった内容ですか?
- SpeeDBee Synapseの開発ライセンスをご購入いただく際には、PS10サービスへの加入が必須条件となっています。
PSサービスは、年10時間のチケット制となっており、お客様の要件に応じたオンラインでのSynapse導入教育、お客様のシステム開発の支援、Synapseの機能強化を目的としたカスタムコンポーネントの開発サポートなどをご提供します。
サポートはメール対応を基本としており、開発に関する不明点やご相談にお気軽にご利用ください。
- 開発ライセンス上で開発したIoTシステムにおいて、実行ライセンスで稼働させる際に、〇〇ポイント必要なので アドバンストが必要であるとかベーシックで大丈夫など、実行ライセンスで必要なポイント数を判別する機能はありますか?
- 開発ライセンスのSpeeDBee Synapseで、IoTシステムで使用するコンポーネントだけを起動させ、使わない機能は停止してください。画面上部に同時利用しているポイント数が表示されます。
このポイント数で、実行ライセンスの区分(ベーシック、アドバンストなど)を判断できます。
- VIDEOコレクタを使用した場合 リアルタイム分析は可能ですか?
- 動画に関する解析等の処理については、現在対応していません。
リアルタイム分析(基本統計、移動平均、FFTなど)は数値データを対象にしていますので、別のコレクタ(PLCコレクタ等)を利用して収集したデータに対して利用できます。