コンテンツにスキップ

インストール手順 Armadillo-IoT G3L#

実行環境#

本パッケージの動作環境は、Armadillo-IoT ゲートウェイ G3Lです。 添付されているdebファイル(インストールパッケージファイル)を、対象のデバイスに格納した上で、以下の手順でインストールを実施してください。

各コマンドを実行するアカウントについて

各コマンドは、管理者権限のアカウントで実行してください。

Armadillo-IoT G3Lのマニュアルについて

以下のURLから、製品マニュアルをダウンロードできます。
https://armadillo.atmark-techno.com/resources/documents/armadillo-iot-g3l/manuals

本手順で使用したLinuxバージョン

Linux armadillo 4.9.133-at27

デバイスへdebファイルを配置#

下記の手順で、インストール先のデバイスのOSを確認し、debファイルを配置します。

  1. デバイスのIPアドレス確認

    デバイスにモニター、マウス、キーボードを接続しターミナルから下記のコマンド実行し、デバイスのIPアドレスを確認します。

    • デバイスのIPアドレスの確認方法

      デバイスにモニター、マウス、キーボードを接続しターミナルから実行し、対象のネットワーク機器(eth0~(有線)、wlan0~(無線)等)のIPアドレスを確認します。

      $ sudo ip -4 addr show
      
  2. speedbeehiveのdebパッケージファイルを/tmpディレクトリへ配置

    下記は、Windows PowerShellからscpコマンドで配置する例です。

    PS >scp speedbeehive_x.x.x-r0_armhf.deb (管理者権限のアカウント)@(デバイスのIPアドレス):/tmp
    

    speedbeehive:SpeeDBee Hive 実行ソフトウェア

    デバイスで ssh を使用する場合の設定(例)

    ssh:ネットワークを通じて別のコンピュータを安全に遠隔操作するための通信プロトコル、ソフトウェア

    • 以下の手順をデバイスのターミナルから行います。
      (デバイスにモニター、マウス、キーボードを接続し実行)

    • ssh サーバーのインストール

      $ sudo apt install -y ssh
      
    • ssh サーバーサービスの有効化

      $ sudo systemctl enable ssh
      
    • ssh サーバーサービスを開始

      $ sudo systemctl start ssh
      

    PCからsshを使用しデバイスへ接続する場合

    Windows PowerShellからsshコマンドで接続する例です。

    PS >ssh (管理者権限のアカウント)@(デバイスのIPアドレス)
    

インストール#

下記のaptコマンドを実行し、インストールを行います。

  • aptコマンドでのインストール

    $ sudo apt install /tmp/speedbeehive_x.x.x-r0_armhf.deb
    

    ※x.x.xの部分には、バージョン番号が入ります。

実行#

下記の手順で、speedbeehiveの有効化と実行を行います。
(speedbeehiveの設定サーバーサービスの有効化と実行)

  1. 有効化

    $ sudo systemctl enable sbhived-setting-server
    
  2. 実行

    $ sudo systemctl start sbhived-setting-server
    

動作確認及びライセンス登録方法#

動作確認#

下記の手順で動作確認を行ってください。

  1. ブラウザからのURLアクセス

    ブラウザから下記のURLにアクセスします。

    • http://{ホスト名orデバイスのIPアドレス}/hive

      例)http://192.168.1.3/hive

      動作確認を行うPCについて

      インストールしたデバイスと同一のネットワークに属するPCから、ブラウザ(Google Chrome/Microsoft Edge)で下記のURLにアクセスしてください。
      ホスト名でアクセスする場合、PCがホスト名でアクセスできる環境設定が必要です。

  2. ユーザー名、パスワード入力

    ブラウザからURLへのアクセス時に、ユーザー/パスワードの入力を求められるので、下記の通り入力し[ログイン]をクリックします。

    パスワード設定について

    このパスワードは、「システム」-「パスワード変更」画面から変更可能です。

    • ユーザー名: admin
    • パスワード: admin

    インストール7

    下記の画面が表示されます。 インストール8

ライセンス登録#

初回インストール時には、ライセンスキーが登録されていません。下記の手順で登録してください。 登録後、「制御」の画面からHiveを使用できるようになります。

  1. ソフトウェア情報画面表示

    「システム」-「ソフトウェア情報」をクリックしソフトウェア情報画面を開きます。 インストール9

  2. ライセンスコード入力

    ライセンスコード入力欄にライセンスキーを入力後、[更新]ボタンをクリックします。 インストール10

注意

  • ブラウザ側に古いspeedbeehiveのキャッシュが残っている場合、正常にWeb画面が表示されないことがあります。 その場合は、ブラウザのキャッシュを削除してアクセスを試してください。

  • ライセンスキーが無効な場合、speedbeehiveを使用できません。 上記でアクセスしたWeb画面上の「システム」-「ソフトウェア情報」の項目(ライセンスコード)を入力し、ライセンスキーを登録してください。

上書きインストール#

「インストール」で再インストールを行ってください。

サービス自動起動の無効化/有効化及び再起動#

speedbeehiveのインストール後に、サービスの自動起動の無効化/有効化、再起動を行う場合は、下記の手順を行ってください。

  • サービス自動起動の無効化#

    サービス停止後無効化:

    1. サービスの停止

      $ sudo systemctl stop sbhived-setting-server
      
    2. サービスの自動起動の無効化

      $ sudo systemctl disable sbhived-setting-server
      
  • サービス自動起動の有効化#

    サービス有効化後開始:

     サービス有効化後開始を行う場合は、「実行」をご参照ください。

  • サービスの再起動#

    サービス再起動:

    $ sudo systemctl restart sbhived-setting-server
    

アンインストール#

インストールされたSpeeDBee Hiveのソフトウェアを削除する場合、以下のいずれかを実施してください。

  • ログや設定ファイル類を残す場合

    $ sudo apt remove speedbeehive
    
  • ログや設定ファイル類もすべて削除する場合

    $ sudo apt purge speedbeehive
    

再度SpeeDBee Hiveをインストールする場合の手順は、「インストール実行」に記載の手順と同じです。

アンインストール時にログや設定ファイル類を残していた場合は、再インストール後もその設定内容が引き継がれます。