SpeeDBee Hive

SpeeDBee Hive の概要

何でも繋がる、簡単操作、安価、短期間でのIoT構築 ＆ 本格的なエッジコンピューティング

「SpeeDBee Hive」 は PLC、センサー、工作機械、カメラ（動画）等の情報を “コレクタ” により収集し、サンプリングレート（収集間隔）の異なるデータを指定の書式（CSV等）に集約、基本統計/移動平均/FFT等のリアルタイムなデータ分析（高速なメモリ処理）を行うと同時に、ストレージ上に一定期間のデータをDBとして永続化（バックアップ）します。永続化した実データおよび分析データは、”エミッタ” からクラウド/オンプレのサーバ上にデータを送信し、AWSやAzure等とのサービス連携や既存のシステムと連携する事が可能です。また、サーバ機能（OPC UA /DBサービス/DBレプリケーション）により、周辺システム（業務アプリケーション等）やグラフツールとデータ連携する事も可能です。

SpeeDBee Hive が提供する主な機能

機能	説明
コレクタ	●様々なデータを収集してDBに登録する機能 ●標準で提供するコレクタに加え、ユーザ独自のコレクタをC、C++にて作成できるカスタムコレクタで拡張可能※ ●PLC/センサー/工作機械/ロボット/カメラ等に対応したコレクタ提供
データ集約および リアルタイム分析	●異なるサンプリング（収集）間隔のデータをCSV的にまとめるデータ集約機能 ●一定件数単位にデータ分析するWindow分析機能で、コレクタで収集したデータをリアルタイムに分析 （基本統計、移動平均、FFT、ユーザ定義関数） ●分析データは時系列DBに保存でき、実データ同様に利用
データバックアップ	●収集した実データ、分析データの一定期間分をストレージに自動バックアップ ●バックアップデータは、DBサービス/OPCUAサービスによってデータアクセス可能
エミッタ	●クラウドサービス（AWS/Azure）/MQTT/ファイル/FTPなどに接続し、実データ/分析データを送信 ●標準で提供するエミッタに加え、ユーザ独自のエミッタをC、C++にて作成できるカスタムエミッタで拡張可能※
OPC UAサービス	●データベース内の実データおよび分析データをUPC UAを利用して外部システムに提供 ●ヒストリ機能をサポートし、UaExpertなどのクライアントツールでデータを可視化（グラフ化等）
DBサービス	●データベース内の実データおよび分析データをTCP/IP経由で外部システムに提供 ●HIVE Clientライブラリ(C/Python)を利用してクライアント/サーバ的なデータベースアクセスが可能
DBレプリケーションサービス※	●別プラットフォームのSpeeDBee Hive と連携しデータベースを複製 ●同一のデータベースが別プラットフォームに生成されるため、負荷分散などで利用

※ 各機能のリリース状況についてはお問合せ願います。

SpeeDBee Hive のシステム構成・機能

システム構成図

コレクタ機能

データを収集してデータベースに登録するコンポーネントです。各コレクタは、SpeeDBee Hive が提供するコレクタフレームワークを利用してC、C++で実装し、シェアードライブラリ形式(so, dll)で配置します。

標準コレクタの提供機能

コレクタ	リソース元	収集する情報
RESOURCE	Hive 稼働端末	CPU稼働情報、メモリ利用量、イーサネット負荷情報、I/O負荷情報
PLC	Ethernet 経由	PLC（三菱、OMRON、キーエンス、JTEKT、Modbus 等）のレジスタ情報
CNC/ROBOT	Ethernet 経由	マルチ・データボックス対応、要望に応じて専用コレクタ開発、FOCAS2対応
SENSOR	Ethernet 経由	EnOcean対応端末からセンサ情報取得
RFID	Ethernet 経由	RFIDタグのEPC/TID/USER領域からタグ情報取得　（※対応リーダについてはお問合せ願います）
OPC UA	Ethernet 経由	OPC UA対応機器から参照可能な情報取得
AD SIGNAL	Analog/Digital	カスタムコレクタで開発可能、要望に応じて専用コレクタ開発
MQTT　※		ユーザ開発のコネクタ（Python / JavaScript など）
CUSTOM　※		ユーザ開発のコネクタ（C/C++)

※ MQTT
MQTTブローカーを介して、独自コレクタを Python、JavaScript にて実装し、拡張する事が可能

※ CUSTOM
SpeeDBee Hive 付属のコレクタフレームワークライブラリを利用して、独自コレクタをC,C++言語にて実装し、拡張する事が可能

データ集約機能（異なるサンプリングレート/周期のデータを纏める）

データベース内に存在する異なる周期のデータ群を、指定した時間幅（秒）で基本統計による分析を行い、代表値を決定して抽出します。
なお、時間内にデータが存在しない場合は、NULL または 前回値 を選択可能です。

【具体例】
サンプルレート、1KHz、20KHz, 40KHz で登録されたデータを任意のサンプルレートに変換し、タイムスタンプと併せて３データを横並び（CSVイメージ）で抽出する。

リアルタイム分析機能

SpeeDBee の高速分析機能により、コレクタが収集した各種データに統計処理（基本統計、移動平均）、FFT、ユーザ定義関数など※の分析をリアルタイムで実行します。分析結果は実データと同様にデータベースに格納する事が可能です。分析範囲を個々のデータに対し、Window定義（件数、または秒）する事で、基本統計分析やFFT分析が自動実行されます。

※ ユーザ定義関数
SpeeDBee Hive 付属の分析フレームワークライブラリを利用して、独自分析をC,C++言語にて開発する事が可能

エミッタ機能

データベース内にあるデータをクラウドサービス、またはサーバに送信（アップロード）するコンポーネントです。送信する際に、実データをもとに集約分析を行った結果を送信する事も可能です。

エミッタの主な設定

設定内容	説明
接続先	AWS、Azure、MQTT、ストレージへファイル出力（CSV/JSON)、ファイル転送（FTP/SFTP）
アップロードタイミング	周期（ミリ秒）、スケジュール（時刻）
アップロードデータ	データベース内のデータを選択（複数）
集約分析の有無	実データ、または集約分析した結果をアップロードするか選択
集約分析を行う時の時間幅	秒

※ 補足
　アップロードできるデータは永続化されているデータのみ
　設定が大きく異なる場合、コネクタを複数設定する（最大８個）

OPC UAサービス機能

SpeeDBee Hive 内のデータベース情報や、収集データ（実データ、分析データ）をOPC UAのプロトコルを用いて連携します。内部ではデータ登録と同時に、最新値/分析値をメモリDBからOPC UA用のデータ領域へシームレスに同期させる事で、高速かつ低負荷なサービスを実現します。

DBサービス機能

SpeeDBee Hive 内のデータベース情報や、収集データ（実データ、分析データ）を独自プロトコル（TCP/IP）を用いて、クライアント/サーバー型でデータ操作機能を提供します。DBサービスを利用するには付属するHIVE Client ライブラリ(so, dll)を利用します。

DBレプリケーションサービス機能

SpeeDBee Hive 内のデータベースを、別プラットフォームにインストールされた SpeeDBee Hive 上に複製します（片方向リプリケーション）。
異なるデータに関しては、双方向で同期をとる事が可能です。

【利用例】
１．全データの集中管理
２．負荷分散（複数端末によるデータ収集、収集と分析の分離など）

WEBアプリケーション　管理・設定画面サンプル

WEBアプリケーションの管理・設定画面サンプルは下記からご確認頂けます。

SpeeDBee Hive WEBアプリケーション画面

SpeeDBee Hive の使用例

PLC/センサー、クラウドサービスにおけるシステム構成例

事例：短期間＆低コストの PoC システムイメージ

事例1：PLCデータの可視化＋異常発生時の動画保存＋遠隔監視

事例2：異常検知と遠隔監視のシステム構築

ライセンス価格

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